言葉はちっぽけだから。

キスマイと中村さんが好きな人。

愛おしい型遅れ。

ただただback numberにはまっている、という話です。

何年ぶりかでジャニーズ以外のアルバムを買いました。
back numberの「スーパースター」。

スーパースター

スーパースター

  • back number
  • J-Pop
  • ¥2100

やまぴの月9の主題歌がいいな〜ってずっと思ってて、
昨年末は「クリスマスソング」ばっかり聴いていました。
単にドラマと雰囲気が合ってていい曲だな〜って思っていたけど、歌詞の内容が、ちょっと自信がなくていじけてる男性目線なところがまたかわいい。

私は重め愛を語る男性のラブソングが大好きです。
(だから太ぴぃのファンなんだと思う)

どんな人が歌ってるんだろうって調べてみたら、群馬出身のバンドだとは言うではないですか!
同じ北関東というだけで急に好感度も上がり、何よりもバンドを始めた理由が

「当時の彼女をバンドマンに取られたから」

とか後ろ向きすぎていい(褒めてる)。
しかもバンド名も

「彼女にとって僕はバックナンバー(型遅れ)だから」

とか。
ぶれない後ろ向き具合が愛おしすぎてファンになりました。

顔ファンとか、
ジャケ買いとか、
好きになるきっかけって色々あるけど、
バンド始めたきっかけエピオチは初めてです。

その後、どんな曲がいいのかiTunesで視聴する日々が続いていたのですが、まあ見事に重い愛を語る歌詞のオンパレードではないですか(褒めてる)

例えば、BONJOVIの「Always」とか、2PMの「기다리다 지진다」とか、洋楽やK-popは割と訳すと重い愛を語る歌詞とか多いと思っていて、でも日本は恋愛もポップでスマートにこなすのが主流なのか、文学的(を意識した)だったりむつかしい言葉が並ぶ曲は多いけど、私が知る中で単純に好きの気持ちを重く語るラブソングって少ない気がするのですが、
彼らの曲は翻訳した洋楽のような歌詞でどの曲も見事に重い(あくまで私見、そして何度も言うが褒めてる)。

ちなみに、何で、最新のアルバムではないのかというと、これが一番重そうな曲が多かったから、笑

だって「ミスターパーフェクト」なんてポジティブな曲名つけといて、聞いてみたらものすごい後ろ向きな「理想な僕」。

傷つきやすい胸は捨てて
悪いところをみつける目を潰し
災いの元である口を縫い付け
悪口が聞こえるから耳は両手で塞ぐ

それが「想い描いていた理想の僕」だなんて・・・悲しすぎてぎゅっと抱きしめてあげたい。

好きになるしかない。

どの曲がオススメなのか、
ファンの方の好きな曲は何かと調べていたら、
ある方のブログで「Go!Go!7188を彷彿させる昭和歌謡ロック」と紹介されていて、なるほどー、私が好きなわけだ!と。
学生時代、大好きでコピーしていたバンド、
なんなら、多分Go!Go!7188以来で買ったのかな。

歌詞の後ろ向きなところについつい興味を惹かれてしまうけど、メロディラインもすごく好きです。
「クリスマスソング」をカラオケで歌ってみて初めて気付いたけど、とにかくよく音が動く。依与吏さんはさらっと歌ってるけど難しいのですよ。
専門的なことはよくわからないから単なる私の力不足なのかもですが、オールナイトニッポンのリスナーだというvocal依与吏さんの作るメロディはどこかオタクっぽさを感じる(これも褒めてる)。
歌詞が相手が引くくらいの重さでストレートすぎるほどの愛を語る割に、メロディは変化球というか逆に自由奔放さを感じるとでもいいましょうか。
そのアンバランスなところが好きだなと思う二つ目の理由。

アルバムは違うけど「助演女優症」という曲も好きで。
あえてバカな女を演じているセカンドポジションの女の気持ちを歌ってるんだけど、

今はもうあなたが好き

って多分一番伝えたい気持ちで、感情も高まるサビなのに、すごく淡々とその言葉を伝えるフラットな印象を受けるメロディラインの不釣り合いさ、みたいなものが余計哀愁を誘うのです。

切なさで言ったら、これまたなんでそのタイトルにした?と言いたくなるような「幸せ」というか曲が切なさの極み。

きっと狙ってるんだろうな、とは思うんだけど、
タイトルとは不釣り合いな歌詞が本当に悲しい。
特に2番は悲しすぎて悲しすぎて思わず電車で聴いてたのにそのまま号泣しそうになりました。

別に「共感」してるわけでないのだけれど、これでもかって程自信がなくて、後ろ向きで、でもその溢れる好きな気持ちが伝わってくるような言葉たちを、音と合わせると映像として感じられるような世界観を作り上げる依与吏さんってすごいねって思っています。
まぁよくぞここまで後ろ向きな曲ばかり書いてて、気持ち滅入らないのかなって心配になるけど。

でも不思議なことに、back numberのこの悲しい曲ばかり聴いてても気持ちが落ち込むわけではないわけで。
引きずったり、悲しかったりするけど、結局はどこか救われるからなのかな。

改めて、音楽の素晴らしさを実感しています。

辛いとき、悲しいとき、楽しいとき、人が音楽を求めるのはそれぞれだけど、その音で歌詞で私達の心は整えられている、そんな気持ちになるバンドに出会えたなぁと思います。

ここまで書いておいて何ですが、純粋にback numberの楽曲にハマったおかげで、実は歌っていない彼らのことをなーんにも知らない、笑
私の中でバンドスタートエピソードがあまりにもツボすぎて、他の情報に興味がなかったせいなのですが、vocalの依与吏さんの名前さえも、コンサート延期ニュースのおかげで記憶出来たくらいですし。
どうやら面白い人らしいじゃないですか。
それを知るためにもコンサート行ってみたいなぁと目論んでいます。

ちなみに、本当に余談なのですが、それがジャンルとして存在してるのかわからないけど、大学時代に私が大好きだった先輩も「昭和歌謡ロック」と揶揄されていたバンドでドラムを叩いており。
よく「思い出の曲」とか言いますが、私が真の意味で青春を感じるのはその先輩が所属していたアマチュアバンドの「赤いチューリップ」という曲なので、街でふと耳にするなんて絶対ないわけですが、
back numberの曲を聴くと、ふとあの頃の気持ちを思い出しているのかも知れないなーと思ったりしています。

映画 信長協奏曲の感想

信長こと、サブローが繰り返す。

「天下を統一して、平和な世の中にしたい」

もー、これどっかで聞いた話。
そう、キングダム!!!

織田信長は嬴政だし、
恨み辛みで苦しんでる秀吉は万極だし、
合従軍戦のような錯覚も覚えて、
他の人とは違う場面で感極まって泣いてるという罠。
織田信長の話なのに、安土桃山時代の話なのに、気をぬくと始皇帝と中華統一のお話にすり替わっちゃう私の脳内どうにかしてほしい。重症。

という思いと戦いながら、ようやく信長協奏曲見てきました。

我らが大将軍、前田利家のと太ぴぃは相変わらずかわいこ武士でした。
甲冑着て、馬を乗り回すお姿、ステキング〜。

織田軍はかわいいなー。軍議で、武功取り合いの話でやんやしてるのかわいくてほんわかする。
それがサブローの為せる技☆と思うとより愛おしい。
私も織田軍に入りたい!!!


以下、ネタバレありで個人的感想書いております。



さすがに織田信長が本能寺で明智に討たれることぐらいは知ってますけど、日本の歴史も大して勉強してないので、私が戦国時代に行ったらちょっとサブローみたいだろうなー。

「明智が実は本当の織田信長だった」「織田信長は死ぬ」「黒幕は秀吉」がどんな風に繋がるのかな〜ってワクワクしました。

祝言のために向かった本能寺で討たれてしまう無念さ、切なかった〜。
その大きなウェデングケーキ、いつ発注して誰が作ったの?マジパンまで!って思ったけど、サブローが歴史を変えて生きようとして選んだ道が、信長の最期を選び取る形になってしまったことが悲しいなぁと。

でも、明智とほぼ同時刻に秀吉も向かってて、そこで明智(でも本当は信長)を討ったとしても、「明智の三日天下ないですやん!」って思ってたら、再度うまくすり替えを利用して、時差が生まれるというトリック?は面白かった。

迫力ある石山本願寺との合戦が一番泣けた。
乱世の楽しみと言ってはなんだけど、思い通りにいかない戦局が物語にスパイスを加えてくれる。
明智が信長を討とうとしたところで、攻め入られ逆に信長の援軍を受ける。死ぬかもしれないと思いながら合戦に向かう信長(サブロー)の心はいつの間にか将軍のそれだし、明智がただ羨むだけでなく、太陽と月、光と影、どちらも必要なんだと感じることが出来た一戦、なんでか知らんが、ここが私の号泣場面でした。
(まぁキングダムに重ねてしまったことが理由)

後、秀吉が、涙しながら明智(信長)を何度も何度も刺すシーンも、ぐっときた。
刺せば刺すほど、秀吉がかわいそうで、悲しそうで。
親の仇、村の仇、すべてを奪った相手に一刺し一刺しが無念を晴らす一手のはずなのに、
「これが復讐の始まりだ」という割に、その思いとは裏腹に満たされてない心があるような、そんな悲しいシーンだった。

そして最後。
まさかの夢オチ!!!と思ったらそうではなく、
ビデオレターという私の一番好きなラストシーンだった。
江戸時代までカッパの持ってたやつ充電持ったの?って思ったりしたけど、そんなことはどーでもいいんだ。

キチョウが「歴史が変わらなかったのではなく、お主が歴史を作ったのだ」という言葉はこれまたぐっときた。
サブローは、信長として歴史を作ることが彼の天命だったのですな!!!

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ところで、私は、戦国の世で武功を挙げられる将軍にもなりたいし、そんな将軍を笑顔で見送る妻でもいたいと思ってしまう。欲張り。

素敵な作品、ありがとうございました。

来いよ、何処までもクレバーに抱きしめてやる。

外に出てインフルをもらうことに怯えているため、予定のない日はほぼ引きこもっている。
今月はどの休みにも予定いれてたから、これくらいがちょうどいい。月末がまた忙しくなることはわかっているのだから。

で、噂の「おそ松さん」見てた。

TLでもちょいちょい流れてきて、実際何度かリアタイして見たりもしてたんだけど、その魅力がよくわからず。
「おそ松さん 人気 理由」とかでググってみても、へぇ〜思うくらいであんまりなるほど!って感じではなかった。元々マンガは好きだが、アニメに嵌るってことがない人間なので、声優への萌えなどもなく。

だがしかし、知りたい。
なぜこの「おそ松さん」が人気なのか。
最近気付いたけど、人気があるものに対して自分が納得する理由を見つけることが、私はどうやら好きらしい。

そして思った。
多分、1話から見ることがいい。
よりによって私が初めて見た「おそ松さん」は十四松スペシャル。彼が縦横無尽に動き回るエピソードだったため、キャラの軸が全然わからなかったわけだ。

おそ松さんの人気を紐解くいくつかの記事を読んでいたので、第1話が挑戦的でかつ皮肉なども混じった回であるとの情報ありきで見たわけだけど、単純にバカのオンパレードで楽しかった。

そして、2話、3話と回を重ねるにあたって、その6つ子のキャラクターが少しずつ理解出来るようになり、相変わらずバカのオンパレードを見ながら、なんとなく推し松を考えるようになる。
これはもうドルヲタの性だろう。そこに男子集まれば、自分の推しを決めてしまう。オリンピックでもワールドカップでも職場でも、弘法は筆を選ばず、ドルヲタはフィールドを選ばず。
仕方がない、そういう思考回路なのだ(私だけかな)。

結果、ナルシスト超えてサイコ気味のカラ松推しです。

「必要ないさ、なぜならこの世は毎日が誰かのバースデーなのだから」

とか超シビれる!!!
なのに、ブラザーにガン無視されるカラ松推せる!


そして、なぜにこんなに人気なのか。
やっぱりよく分からない。でも、この縦横無尽なバカさ加減が私には心地よかった。
昨今、テレビはあまりにも繊細だと思っている。
ドラマの表現が誇張しすぎている、バラエティの演出がいじめを誘発する、過激な表現が犯罪を連想させる、、、一理ある、けど、それほど視聴者は善悪の分別がつかない程だっただろうか、と思わずにはいられない。
クイズ番組やグルメ番組が嫌いなわけではない。
ただ、もっとバカでやりたい放題で「そんなことあるわけなーい」と叫ぶ世界があっても良いのではないか。
テレビの世界の娯楽は、本来そんな場所だったのではないか。

第1話は、今のアニメ回を揶揄する表現が沢山あるというが元ネタ全然知らなくても面白かった。
第3話のデカパンマンは、見ててヒヤヒヤするくらい最低の演出だったけど(褒めてる)面白かった。

「おそ松さん」はニートでヤンチャだ。
身近に感じられる男子、なんて記事も読んだけど、正直私の周りにここまで最低な男はいない。6パターンもあるけど、全くかすりもしない。
でも、だからこそそこは非現実を突きつけられる夢の世界なのだ。

それは、ジャニーズとは全く逆の夢の世界だけれど、現実世界とは違う魅力で心を惹きつけている、という点では同じなのかも知れない。

でも、私が「おそ松さん」から受け取るものって

最高にバカだなー

っていう気持ちなので、カラ松girlです❤️
とか名乗るほどの気持ちはないけど、楽しさは分かった。

ちなみに、ブログタイトルは、カラ松さんに言われたい一言。

始皇帝と大兵馬俑展に行ってきた。

ジャニーズ全く関係ない話ですー。

マンガ「キングダム」が大好きです。
出会えてよかったマンガNo.1です。

ちなみに私は歴史に疎く、興味もないので中国史は全く知りませんでした。
学生の時の選択は日本史だったし、それだって中学生のテストに出てくる知識くらいしかなくて、謙遜でもなくおバカさん。
そんな私なのですが、元来ヲタクな脳みそなので、
マンガキングダムにハマったことがきっかけで、
始皇帝と大兵馬俑展でマンガに出てきた世界観を実感したいというただのミーハーな動機より、
なんと2回もいってまいりました。
(気分はキスマイの衣装展示会的なノリ)

そして、3時間弱かけて堪能してきました(2回とも)

今までも美術館とか展覧会とかいろいろ足を運んでいますが、今回ほど楽しかったことはなかった。
やはり、知識があるとないとではこんなに違うんだな、と。
私の異常なまでの想像力も手伝っているにしても。

時は弥生時代@日本、同じ時代の文化として捉えると、壺の作りといい嬴政の目指した中央集権制度といい、当時の中国(秦)と日本にはえらい差があるもんだな、と思いました。

弥生時代といえば、高床式倉庫くらいしか知識がないのですが、日本人がねずみと戦っている頃、
世界では中華統一という戦略を立てていた人が同時に存在しているわけです。

とはいえ、私の中国史の知識は純度100%でキングダムから得たものなわけで。
当時の装飾品とかみて、かりんがつけてそうだな〜とか、こっちは派手だけど結構機能的だから昌平君かなー、とか、金ぴかで財力の象徴みたいなやつは間違いなく呂不韋だなーとか考えたりしてるので、単純に楽しくて。
竹簡とそれの土印みたいなやつの展示を見てたら、昌平君がテンに伝えた反乱の危機を知らせる竹簡の証文が割れていた、というシーンを思い出して、なるほどと思いを馳せるなどの繰り返し。
歴史的価値とかよくわからないけど、当初の予定通り、キングダムの世界観をしっかりと(勝手に)実感してきたので、本当に本当に楽しかったのです。

でも想像力が加速して今回メインである兵馬俑が並んでいるところを見た時、思わずぐっとこみ上げるものがあり涙ぐんでしまう、という。←完全に変な女。

兵馬俑については、始皇帝が、死してなお自分の権力を知らしめるために副葬として、当時の歩兵、騎馬隊、将軍、馬などを等身大で作成しおさめられたのでは、と解説されていたけど、私の知る嬴政(キングダムのキャラ)は、権力を誇示するためというよりは、

みなと共に旅立ちたかったのではないか、
もしくは、みなが旅立つ嬴政をお守りしたい気持ちがそうさせたのではないか、

と勝手に解釈してぐっときたのでした。

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キングダムのパネルもあったので記念に❤️

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ブログタイトルを変えてみました。

普段からそんなに書いてないのだが、たまに、本当にたまーに書きたくなるのがブログ。

文章を書くことで頭が整理できるところあったり、普段あまり頭を使わないから、使っておきたいというきもちがあったり、元々おしゃべりなのにその話を聞いてくれない人がいないからだったり、可哀想な理由で書きたくなるのだ。

誰に見て欲しいわけでもないといいつつ、公開しているのだから、不特定多数に話しかけたいという欲がどこかにあるのだろうな。

そして、ブログのタイトルを変えてみた。

「Sの悲劇」という以前のブログタイトルは、まぁアイドル沼に深く嵌ってしまった私の喜ばしい悲劇ということとなんとなく語呂が良かったのでそれにしたのだが、自分がウキウキ書くであろうブログが「悲劇とはなんぞや」と。
自分が付けている名前なのに。

実は、今日ヨガに行く予定が家でぐだぐだしてたら、予定の電車に乗り遅れてしまって行けなくなってしまった(遅刻厳禁で途中入場不可のため)ので、
せっかくだから何かしらの形でカロリーを消費しようと思い立ち、カラオケに向かった。

そこで「証」を歌ったら歌いながら涙が出てきて。
なんて情緒不安定なんだろうと我ながらドン引きしながらなんとか歌いきったのだが、私は思った以上に藤北が好きらしい。
その二人への愛を何かしらの形で明示したい!とこれまた誰にも頼まれていないのに試行錯誤し、このブログタイトルの変更に繋がる。
なんて書いてるけど全然脈絡がない。単に暇だったから、この一言につきるな。

もう謝らなくていいと思う。

ファンでなくとも衝撃を受けた、田口くんの脱退。
彼の脱退の是非を語るつもりはないけど、KAT-TUNを必死に守っている側の3人が、「守れなくてごめんなさい」と謝る姿は胸が苦しくなる。
亀ちゃん、上田くん、中丸くんは十分にKAT-TUNを守ってきている。約10年一生懸命守ってきている君達は謝らなくっていいのにな、、、と思う。
それは私がハイフンではないからなのだろうか。

正直バンドの「方向性の違い」は受け入れられるけど、ジャニーズの「方向性の違い」による退社はファンでなくとも落ち込む。
私たちが愛して止まないアイドルとして存在している君の根本の否定になるから。事実はそうでなかったとしても、大好きな君のもしかしたら大嫌いだったのではないか、と勘ぐってしまうから。

ファンの心理なんて一方的なものだとわかっている。
勝手に好きになり、勝手に落ち込み、勝手に笑顔で癒される。
でもそれはキラキラ輝く世界に存在してくれているからこそ。

私にはハイフンの皆さんの気持ちを慮ることなど出来ないし、軽々しく言葉にすることではないと分かってはいるけれども、それでもやるせない気持ちはある。
アイドルにも「辞める」という選択肢があることは分かっている。でも、続けていくと決めている仲間が
辛そうに苦しそうに「申し訳ない」と支えてくれるファンに謝罪をしなければいけない状況は、何が一体救いなのだろうか。

ハイフンの友人に問うた。
望む未来は何なのか、と。

「望む未来は何年先も何十年先も一緒に見た景色を重ねていくことだけだよ。1人の心も変わらずにさ。」

どの未来も笑顔があることを願いたい。

私はセッターになりたかったらしい。

電子ブックというシステムが嫌いだ。
本屋で1冊買うには迷うけど、電子ブックだとなんとなくひょいひょい課金してしまう。。。

うっかり「ハイキュー!!」を読んだらハマってしまった。
あまりにもはまりすぎて、連日読み返しては泣いているのに、誰も話す相手がいない。
いよいよ消化しきれなくなってきたので、Blogにすることにした。書いてて切ないな。

元々すごくバレーファンというわけではないが、この前久々に日本のバレー男子を見て、石川君がかわいいのぉと思っていたのも起因しているのかな。

でも、何よりハマった理由が、主人公の日向という低身長で「小さな巨人」を目指すスパイカーのパートナーとして、セッターにもスポットがあたっていること。
そして、そのセッター影山くんが天才な上に、1巻で述べたセッターの魅力。

「セッターは支配者っぽくて一番かっこいい」

という台詞が私も激しく同意であることがその理由だろうな。

何を隠そう、私が一番最初に好きになったバレー選手は、実はセッターの松田選手だったから(世代がバレてしまうが)。
「攻撃的セッター」と当時呼ばれていた松田選手が繰り出す、美しきツーアタックが、エースが打つ相手のコートに激しく突き刺さるスパイクよりも私の心を虜にした。
セッターが試合を支配している、とまでは思っていなかったけど、なんとなく試合の中心にいる「セッター」が好きだったのかもしれない。ま、イケメンだったしな、笑

キャラの話をすると、天才セッター影山くんもとても好きだけど、天才リベロの西谷(にしのや)くんも好きだ。というか彼の台詞には泣ける。
黒学ランが好きなことも好感が持てるけど(単なる学ランフェチ)、エースの存在を大切にしている配慮とか、ちょっと熱いところとか、リベロに対して誇りを持っているところとか、本当3巻には西谷くんの素敵が沢山詰まってて私の中では号泣巻なんですけど、何より試合での存在感。
インハイ予選(5巻)伊達工戦前の西谷くんの試合前の一言、

「背中は俺が護ってやるぜ」

かっこよすぎて震えた。

敵キャラながら好きなのも同じくセッター、及川くん。チャラいのも好き。
天才すぎる後輩の影山に追い詰められながらも、外には見せない努力の人なところが特に好き。センスももちろんあるし、及川くんだってきっと天才なんだけど、多分影山くんと才能の種類が違うんだと思う。観察力に長けていて、頭を使う。後輩を育てる力もある。私は及川くんみたいな仕事をしたいな、とこっそり思っている。

孤独の王様、影山くんの天才ぶりは本当に本能的な天才で、日向という相棒を得て初めて本領発揮出来ている不完全さが魅力だけど、その圧倒的運動能力は、絶対的存在感。
でも、その他を寄せ付けない王様が尊敬してかつ畏怖を感じているのが、努力の積み上げの及川くんであるところがまたよいんだよな~。

正直、身体的能力のある主人公、日向が影山くんという相棒を得て、発展途上だった能力を徐々に開花させていく、というのはある程度お決まり的なところもあるけど、エースという存在に憧れてしまって「最強の囮」を恥じている彼に影山くんが鼓舞するところとかはなんか泣けたな。3巻は泣いてばかりだ。3巻のせいで18巻購入してしまったと言っても過言ではない(かもしれない)。
影山と日向のコンビを見て、鵜飼コーチが「非情だな、、、」と言った台詞がなんでかな~って結構考えていたんだけど、出会ったばかりの二人がいわゆる相棒としてお互いを必要としている存在になっていることが、スガさんとエースの関係を簡単に越えてしまっているところにそうつぶやいたのかな、、、って解釈している。

冷静沈着な理性、ツッキーも好き。いやらしく人をじわりじわり追い詰めるところとかゾクゾクする。18巻の続き早く読みたい!!!

なんだかんだでハイキューの魅力はそれぞれのキャラに個性と魅力があるからなんだろうなぁ。
当たり前だけど、チームにはそれぞれの役割を担う人がいて、それぞれにキャラが違って、それを補いあいながら、また力にしながら勝利を目指した戦う。
作中「6人で強い方が強い」っていうような言葉があるけど、これは本当にそうで。
ライバルも色々な特色をもったチームが描かれているけど、本当一人で自分の義務を果たしたからといってそれが最強なわけではなく、それぞれの義務を果たした上で、たし算を掛け算にすることで力を増幅できるっていう話はすごくすごく考えさせられる内容だった。
今後、最強エース牛若がいるチームとの試合が展開されていくわけですけど、どんなふうに描かれるのか楽しみ。



私も団体競技をしていたからかもしれないけど、仕事をしていてもついついチームとしての「役割」みたいなことを考えてしまう。
そして、ハイキューを読んでて、私はきっと「セッター」になりたいんだなぁと思うとしっくりきた。

戦略を立てたり、勝利に導く道筋=Strategyを立てることも好き、だけど監督でいたいわけではない。
できる限り私はプレイヤーとして動くことが好きなんだとは思っている。

でも、その試合を左右する1本を決める、という責任感や決定力を打ち出すエースの仕事にもあまり興味はない。
だけど、その一本を決めてもらえるように全体像を把握して指示を出したり、あらゆる情報を入れながら、試合の流れによって次何をするべきかをその場で考え戦略を立て直すことが出来る、そのセッターの「支配者」感が私は好きなんだな、自分で決めたい時には、ツーアタックもあるし。
まさに影山の思考 笑 なりたいセッター像としては、及川くんだけど。

とハイキュー!!のおかげで、自分の「支配したい欲求」的な腹黒さ感も再認識できたのでした。