【ビギナーズ!】最終回
先ほど、ビギナーズ!最終回。
とりあえず、スタッフ・キャストの皆様お疲れ様でした。
一つのものを作り上げていくことはとても大変なお仕事だと思います。
怪我もなく、日焼け問題(笑)などはありましたが、
無事最終回の放送を終えたことは大変嬉しく思います。
ただ、気になっていたもろもろが解決せずに終わったことは残念。。。
Twitterにもつぶやいてて気づいたんだけど、
キャラの作り込みは悪くなかったと思うんです。
ただ、だからこそ伏線貼りすぎて全部の説明ができなかったのかな、と。
まぁそもそも
「24時間監視の下、絶対服従!外出禁止!携帯没収!恋愛禁止!今時ありえない厳しい環境の警察学校」
という触れ込みが大げさだっただけに、
想像してたものとのギャップがあまりにも大きすぎてびっくりでしたが、
そこには心優しく目をギュッとつぶるにしても、
キャラの背景の設定がクリアにならなかったことについては、残念かな〜。
且つ、個々のキャラにはった伏線だったために、作り込みづらかったのかなと感じました。
というわけで、ビギナーズ番宣で配布されていた「La Boo」に記載されている情報を元に検証!
(意地悪いな、あたし)
☆志村徹平くん。
・元ヤンキーだが正義感あふれる男子。お調子者でモテたことがない。
白バイ隊員だった警察官の父に憧れてマラソンランナーを目指すも、不良になる。
父は失踪してしまい、母は急死。幼馴染の雄一のおかげで更生して警察官を目指す。
徹平は主人公なだけあって、割と解決していることが多いかな。
足の怪我でマラソンランナーの夢が絶たれ、親父が失踪したりして不良にはなってみたけど、
雄一がそれを体張って止めに来てくれて、二人で約束した警察官を目指す、と。
最終回にマラソンランナーになれと言われた時には、
足の怪我どこいったーい?!と思ったけど、膝の痛みなどが出てきたので忘れられてなかったと一安心。
でもまぁ、転んでも1位になれる実力ってSpecialでSuperすぎじゃね?と思ったけど、
そこはドラマのご都合主義として許容範囲かな、と受け入れる。
ただ、一番気になっていた「なぜ親父は追われていたのか」がよく分からずに終了。
まだ見てないけど、もしかしたら7・8話で解決してるのかな?
だったら、なぜ一緒に暮らせないのか分からない。
でも卒業式に徹平が言った「親父、俺警察官になったよ」は結構グッときた。
それだけに残念なんだけど…。
☆立花団司さん。
この人も伏線割と解決済みだけど、無駄な伏線はったばかりにあの設定どうしたの?な人。
・元不良だが能力の高いリーダー格。几帳面で真面目でとにかく細かい。家庭は裕福だが両親が不仲。
この「両親が不仲」っていう設定はなぜ必要だったのかな。不良になる理由?
一話にも母との会話にそんな話題が出てきていたけど、その必要あったかな?って思う。
でも、山根との繋がりで過去がバレたり、元不良友達との和解があったり、
5話ががっつり団司の回だったから、両親不仲説くらいは気にならないと言えば、気にならないかな。
☆石岡太一さん。
・サラリーマンの脱サラ組で厚かましくて調子に乗りやすいタイプ。
この人はブレなくてよかったな〜。いい意味で特に過去とかもないから、
常に話をかき回す良い役回りだった。彼のおかげで楽しかったし。
☆山根省吾さん
・成績は優秀だが小心者。Sクラスの目付け役に任命される。
あれ?Sクラスに目付け役とかいた???
でも、すごく良い変化があったクラスメイトだと思う。
徹平の雑に対して素直に嫌悪感を抱くし、不良だった団司をすぐには許さないし。
小心者っていう印象はあまりなかったかな〜。
団じぃとの回や杉山くんとの回でも良い仕事してたなと思う。
☆杉山清貴さん
・背が高いという理由で警察官の道へ。元フリーターで温和な性格。
あれ?この人背が高いからって警察官になりたかったの?
7年もTryしてやっと受かった警察官への理由がそれなんかいッ!!!と今更突っ込む。
老舗醤油屋の息子だったから、おそらく親父が倒れるだろうなって思ったら
案の定9話で倒れて、離脱の危機だった。
でも、9話はベタだったけど私は話としては嫌いではなかった。
7年間も自分の好きにさせてくれた親に対して、警察官は誰にでもなれるけど自分の家を継ぐのは自分にしか出来ないって言うところとか、「親って年取るんだよね」って笑顔で言う杉山君の言葉が胸に響いて、彼のように優しい子は、多分親のために自分の人生を諦めてしまうだろうから、ちょっとくらい暑苦しい友情劇で迎えに行ってあげることがいいと思う。
まぁそれが「外出禁止!絶対服従!」の設定から大幅にずれていることには目をつぶるとして。
☆恩田雄一くん。
・徹平の幼馴染。グレていた徹平を警察学校に誘い感謝されている。
正直、彼が一話で離脱するということにものすごい衝撃を受けた。
喘息もちだから仕方がないんだけどさ、いきなり一話目でいなくなるんて…と思いましたよ。
でも、なぜそこまでして警察官になりたかったのに、引き際が早すぎる気はしたな〜。
もう少しみんなと一緒に過ごしてからでも良かったんじゃないかなって。
しかも、学校辞めた後、ティッシュくばりのバイトしてたけど、その後何してんの?って感じだった。
最終回にも出てきたけど、結局そのあたりのからみなし。
まぁ離脱組だからって言ってしまえばそれまでなんだけど、徹平が苦しんでる時(親父の問題)とかは、
ヒロじゃなくて、雄一がそばにいてあげたほうが良かったんじゃないかなって思ったり、思わなかったり。
☆桃江比呂さん
・堅実な公務員という理由で警察官を志す。明るく人懐っこいがうじうじ悩むことも。
まぁこのドラマのどっちらけの大本命といったらアレなんですけど、あれですかね。
別にごーりきさんが悪いとかじゃなくて、堅実な公務員だからという理由で警察官を目指す人に
「お前はそんなんで立派な警察官になれるのか」と説教されたところで、
お前が言うな!ってしか思えないし、言わせる相手を間違えてるんじゃないの?って台詞が多かった。
且つ「恋愛禁止!」とか「24時間監視下」のルールをダントツでぶっちしている女。
常に徹平のことしか考えてないし、いつも屋上にいるし、メイクしてるし、男子部屋にも乗り込んじゃうし。
ところで花火のキスシーンって必要だったんですか?と思う程の最終回のどっちらけ告白付き。
卒業式でも「お母さんが堅実な公務員になれって言ったんじゃない〜」とか笑ってて、
「まだ言うか、その口がッ!」と思いました。
まぁ、ある意味ぶれなかったけど、そんな甘い気持ちで警察官になんてなれないわよ!って言った
助教の言葉がむなしいわね。。。
☆新島千晶さん
・真面目な優等生。高校時代から付き合っている年上の彼氏がいる。
あはは、なんだこの設定。もう3話でこの人の役目終わりじゃね?っていう。
当初設定されたいた(かも今では怪しいけど)団司・徹平・比呂の三角関係ではなく、この人も「恋愛禁止!」の掟をやぶっていきなり徹平にLOVEやじるし向けちゃうお方。
3話はコメディ色強くて好きだったけど、今思うと必要だったのかな?て思ったり思わなかったり。
比呂・千晶・徹平の三角関係に必要だったエピなのかしらね。。。
☆福原陽子さん
・正義感が人一倍強い。人見知りで人付き合いが苦手。柔道2段。
私は割とこの人のエピは好きで。4話だったかな?
自衛隊で、男と張り合って頑張ってきたのに「女だから」と見下されることに異議を唱え、
でも助教に「女だから出来ることがある」と言われてそれを何か学ぶ。
この人は、警察学校に入ったことで、Sクラスで学んだことがあったのだ。
キャラ的にいつも孤立しているから絡みも少ないけど、人見知り設定なわけだしそれはそれでよかったかな。
団司とからむようでからまない距離感も含めて。
☆桜庭直樹 教官
徹平の親父の部下で、校長との黒い過去を持っている。。。
けど、なんでこの人が「Sクラス」を担当しているのか、放任主義を貫く信念とかよく分からずに終了。
徹平と少し打ち解けた感もあったけど、含みがあるも、特に説明もないままただの陽気なおっさんで終わる。
敏腕だったの?徹平の親父と何を追っていたの?なぜ高村校長と仲が悪いの?
☆高村光太郎 校長
最終回で一気に改心してびっくりしたのは言うまでもなく。
がむしゃらに頑張るSクラスを見て、その未来を見たくなったなんてどんだけピュア〜。
対した悪意もないのに、鹿賀丈史さんの重厚な演技が必要以上に含みを持たせてしまったのか、
今となっては謎。
☆竜崎美咲 助教
この人シングルマザーで、それが意味ありげに描写されていたから、
徹平の親父の過去とリンクしてるのかな?とか実は高村校長と何かあるのかな?って思ってたけど、
まぁ別に理由がなかったていうね。
なんであんな鬼教官っぷりになっているのかも、よくわからんかった。ただの厳しい人?
しかも、徹平のマラソン大会に駆けつけるほど徹平に思い入れがあるようになったとも思えなかったのに、
ちょっとびっくりしたよね。
行かなくてもよかったんじゃね?っていう。
教官室で(しかも休みの日設定だった)ラジオ聴きながら、そこで怒鳴るっていう手もあったと思うんだよね。
まぁさらに謎なのは、やたらセクシーな
☆峰 百合(保健医)
・警察学校の内科医。生徒たちに温かい目を向ける。学校のオアシス。
生徒たちっていうか、いつも桜庭教官しか利用してなかった気がするが…。
女子達の恋愛相談の相手でもなく、男子たちの悩みを聞くわけでもなく、
ただひたすらゴロゴロする桜庭教官のオアシス。。。
本当、この人何ポジションだったのーーー!!!
結局、進んで欲しくなかった徹平と比呂の恋愛模様は、
軽い告白だけですんでよかったと思う反面、
だったら花火のキスシーン必要だったんすか?と改めて問いたい気持ちがあったり。
書いてて気づいたけど、やっぱり一番良くないのは最初の触れ込みだな。
「24時間監視の下、絶対服従!外出禁止!携帯没収!恋愛禁止!今時ありえない厳しい環境の警察学校」
これがぶれてるから全体的にぶれてる印象になっちゃうんだ。
目をつぶれない事実はこれだったんだな。
絶対服従感の強かった団司回は本当よかったもんな〜。
また団司のために怒る徹平も良かったんだよね、個人的に。
「お前のせいで、こいつ警察官の夢諦めようとしたんだぞ」
って本気で怒ってくれる徹平にぐっときたよ。(きっと団じぃも)
ま、色々あったけど、
「ちょっとおバカでお調子者だけど愛されキャラ」っていう徹平への役作りは成功かなって思ってる。
太ぴぃの表情クルクル変わって大好きなキャラだったYO!
ビギナーズ!視聴率としては厳しい結果となりましたが、
また次の作品を楽しみにしております。