言葉はちっぽけだから。

キスマイと中村さんが好きな人。

沼は違えど潜れば同じ。

2017年の振り返りをしようと3月くらいまで考えていたけど、あっという間に年が明けてしまったのであきらめた。
これ以上ハマるものはないだろうと思っていた自分が、まさか新しいジャンルへハマっていく伸びしろがあったとは、我ながら無駄な情熱を抱えているな、と思った1年だった。

知らなかった世界を知る楽しさがあるのかもしれないが、にわかの自覚を持ちつつ、一分一秒を惜しんで過去の作品を貪った。過去10年のラジオを2週間で消化すること2回。20年分のヲタ活を現在のキスマイと合わせて1年の間にやり遂げたことはとても感慨深い。とはいえ、当然全ての情報を網羅しているわけではない。走馬燈を走り抜けてきた、という感覚だろうか。とりあえず個人的に知りたい情報を探しつくすことはできたと思ってなんとも言えない達成感と満足感がある。

しかし、色々なジャンルにハマってみて、ジャニヲタの「なりやすさ」は興味深い。
「ジャニヲタと呼ばれたくない」という心理面は別にして、FCの存在、雑誌・TV・イベントの告知が丁寧に送られてきて*1、あっという間にファンになれる、ファンとして対象の活動を追えるという状況は恵まれていると思う。友人に割と本気度強めのガチヲタがいるので、私も腰掛ジャニヲタみたいなもんだけど、それだっておそらく一般のファンとは一線を画するレベルではあろう。

私は、元々アイドルを好きになったのは、K-popが最初だったので、FCはあるものの外国人として入会の難しさ*2、FCの位置づけが自分が考えているそれとのギャップに期待を超えるものが得られなかったという点がある。*3
コンサート、イベントはある程度把握できるものの、イベント告知などはほとんどファンからの情報(いわゆるファンカフェ)で得るような状態。色々言われる事務所ではあるものの、出演番組やイベントの告知、番協などJFCの存在はありがたい。

中村さんを好きになって、声優界隈の情報取得の難しさを感じて尚更思った。
まず、仕事量が目に見えて尋常じゃない。同クールに何本ものテレビアニメ出演。同時にゲーム、映画、吹替、加えてネット特番番組やレギュラー番組。それに付随するイベント。ご本人が「いつの仕事をしているかわからない」とラジオでおっしゃっていたが、そりゃそうだろうな、と思う。
同時進行で撮影があったとしても、少なくともドラマを同クールで3本放送、とかは基本的にキスマイにはない。と思ったけど、バラエティに出ていること考えれば同じくらいか。皆さんお忙しいのだな。

そこで、中村さんのお仕事を知ろうとすると、まずファンクラブがない。私がアニメファンではないところも手伝って、とにかく全く分からない。友人に質問をしてみるものの「ファンの人と情報交換をする」という手段を教えられる。
スパイか!
結局、ファンクラブのない方のお仕事情報を知るには、ファンの方に聞くにしろ、自分で探すにしろ、常に情報を検索する、という能動的な作業が必要だと感じた。だから、横のつながりというか、「#〇〇好きな人とつながりたい」文化が大切だと思うし、ガチめになっていくんだろうな、というのが個人の感想。

そして、会費払っている価値はあるな、と感じた。

しかし、どのジャンルでも結局私は同じことを繰り返している。
なんでこんなにオタク熱って衰えないんだろう。少しずつ好きになっていけばいいのに、睡眠時間削って、眼精疲労と肩こりと私、みたいな時間を過ごしてしまう。でもそれが楽しいのだから仕方ない。
もし、私の生活に、この「好き」がなくなってしまったら、とてもつまらない毎日であることは間違いない。
同じ趣味から広がる友人、訪れる場所、付随する一般スキル、、、
「楽しい時間を買っているので、オタクはお金を惜しまない」という言葉は当たり前のように話されるが、対価は楽しい時間だけではなく、生きる豊かさ、でもあるのかもしれない。


*4

*1:事務所から定期的に送られてくるメールがある

*2:今でこそ日本FCが存在することが多いが、当時はほとんど無かった

*3:今はどうかわからないが、チケットの優先等は特になかった

*4:DGSのゲームまで2日でクリアしたよ