【ぴんとこな1話〜5話:感想】
この前、録画してたぴんとこなの1話〜5話をまとめて見たよ〜。
原作のマンガは知らないのですが、
以前ちょっとひょんなことから市川染五郎さんが出演している歌舞伎を見る機会があって、
それが面白かったので、
さらっと歌舞伎の世界を覗けるという意味でも、ちょっと楽しみだったのですが、
思った以上に面白かったヨ〜〜〜。
コンサートのときにみやっちが言ってた「棒しばり」のくだり、
母だけ笑ってて、説明してもらったけど、
やっとこさ意味がわかった!!!
5話が超気になる場面で終わって、来週どうなるのーーー???
と後半も楽しみにしています。
どうやら視聴率が振るっていないようですが、
個人的には、すごくすごく楽しみ。
マンガも読みたいな〜。
というわけで、ざっくり感想です。
玉ちゃんが「俺、御曹司だからさッ」って言うのが、
イヤミがなくて、バカっぽくて本当に似合う、フォーーーーッ!
本当、御曹司の単純バカ息子っぷりがハマってて、カワイイ(*´`)
そして、ヒロインのあやめちゃんがかわいい。
そのかわいいあやめちゃんに、恋しちゃうんだけど、
あやめちゃんは、彼女の幼馴染であり、かつ養成所の期待の星として
玉ちゃん演じる恭様のライバルである一弥(いちや)一筋で、
恭様が眼中にないのが、なんか新しい。
結構、三角関係っていうと、
主人公がとヒロインが衝突しつつもひかれ合っていくっていうのがセオリーな感じで、
うまくいかない二人のあいだを、もうひとり静かに恋するライバル役が横恋慕(←表現が古い)
するものの、結局ヒロインは主人公に夢中♥っていう。まぁいわゆる美男的な三角関係が主流?だと思うんですよね。
でも、このドラマは、最初こそ、あやめちゃんがガツンとぶつかって恭様は恋に落ちるけど、
あやめちゃんは幼馴染の一弥一筋で、二人は両想いで、
でも、たまに一弥の野心のせいで、あやめちゃんは悩んだり傷ついたりするので、
それを恭様が恋心を隠しながらもフォローしてあげるっていうスタンス。
あやめちゃんは「いい人」っていう純粋で残酷な言葉で恭様に感謝し、
悶々として「いい人」どまりな恭様がかわいい♥贔屓目かな?ヲヲヲ
そして、ゆーまの女形は絶対ハマるだろうなって思ってて、
案の定、すごく素敵♥で惚れ惚れする。
鏡獅子だったり、棒しばりだったり、歌舞伎見ながらイヤフォン付けてる時と同じように
お手伝いの人が解説してくれて歌舞伎入門としてはすごくよいと思う。
特に、棒しばりは、中村勘三郎さんへの弔辞で、
坂東三津五郎さんが、八回も演じた演目として話していたものとしての記憶があったので、
なるほど、お二人はこのようにして息を合わせて踊り続けたのだな
と稚拙ながら少しだけ歌舞伎の世界に想いを馳せたのでした。
本当、私なんて歌舞伎をかじったというのもおこがましいほど無知の極みなんですけど、
家柄だけでなく、歌舞伎という伝統芸能を伝えるという立場として、
父も息子もそして周りの人々も、色々な苦悩があるんだなって思うわけです。
幼馴染との約束を果たすためには、自分の気持ちを殺してでも、
名門の家に入りたいと野心家の一弥。
才能がなくて正座ばっかり、どうせ養成所出身の自分たちに、
花形なんて無理っていう思いから、めざわりなライバルをはめてやりたい
ほっくんの役(名前がわからん)
役を取れば御曹司だからと陰口を叩かれ、
結局誰も自分の演技を見てくれているわけではない、
父は歌舞伎や家を守ることしか考えず、自分には褒め言葉もないと
苦悩し、伝統の重さにイライラする恭様。
歌舞伎の家の娘に生まれ、跡取り=家を武器にしか戦えない
轟屋のお嬢さん。
ただの歌舞伎ファンであるあやめちゃんは、
「一弥に一番になってほしい」という願いの前には無力。
それぞれの思いが重なり合って迎えた5話では、
一弥が女形を演じていた舞台上で、泣き崩れて終わりました。
悲しそうに、潰れて泣く姿、、、美しすぎた。
所作って大切。
最後まで、怪我なく無事に終わりますように。