言葉はちっぽけだから。

キスマイと中村さんが好きな人。

私はセッターになりたかったらしい。

電子ブックというシステムが嫌いだ。
本屋で1冊買うには迷うけど、電子ブックだとなんとなくひょいひょい課金してしまう。。。

うっかり「ハイキュー!!」を読んだらハマってしまった。
あまりにもはまりすぎて、連日読み返しては泣いているのに、誰も話す相手がいない。
いよいよ消化しきれなくなってきたので、Blogにすることにした。書いてて切ないな。

元々すごくバレーファンというわけではないが、この前久々に日本のバレー男子を見て、石川君がかわいいのぉと思っていたのも起因しているのかな。

でも、何よりハマった理由が、主人公の日向という低身長で「小さな巨人」を目指すスパイカーのパートナーとして、セッターにもスポットがあたっていること。
そして、そのセッター影山くんが天才な上に、1巻で述べたセッターの魅力。

「セッターは支配者っぽくて一番かっこいい」

という台詞が私も激しく同意であることがその理由だろうな。

何を隠そう、私が一番最初に好きになったバレー選手は、実はセッターの松田選手だったから(世代がバレてしまうが)。
「攻撃的セッター」と当時呼ばれていた松田選手が繰り出す、美しきツーアタックが、エースが打つ相手のコートに激しく突き刺さるスパイクよりも私の心を虜にした。
セッターが試合を支配している、とまでは思っていなかったけど、なんとなく試合の中心にいる「セッター」が好きだったのかもしれない。ま、イケメンだったしな、笑

キャラの話をすると、天才セッター影山くんもとても好きだけど、天才リベロの西谷(にしのや)くんも好きだ。というか彼の台詞には泣ける。
黒学ランが好きなことも好感が持てるけど(単なる学ランフェチ)、エースの存在を大切にしている配慮とか、ちょっと熱いところとか、リベロに対して誇りを持っているところとか、本当3巻には西谷くんの素敵が沢山詰まってて私の中では号泣巻なんですけど、何より試合での存在感。
インハイ予選(5巻)伊達工戦前の西谷くんの試合前の一言、

「背中は俺が護ってやるぜ」

かっこよすぎて震えた。

敵キャラながら好きなのも同じくセッター、及川くん。チャラいのも好き。
天才すぎる後輩の影山に追い詰められながらも、外には見せない努力の人なところが特に好き。センスももちろんあるし、及川くんだってきっと天才なんだけど、多分影山くんと才能の種類が違うんだと思う。観察力に長けていて、頭を使う。後輩を育てる力もある。私は及川くんみたいな仕事をしたいな、とこっそり思っている。

孤独の王様、影山くんの天才ぶりは本当に本能的な天才で、日向という相棒を得て初めて本領発揮出来ている不完全さが魅力だけど、その圧倒的運動能力は、絶対的存在感。
でも、その他を寄せ付けない王様が尊敬してかつ畏怖を感じているのが、努力の積み上げの及川くんであるところがまたよいんだよな~。

正直、身体的能力のある主人公、日向が影山くんという相棒を得て、発展途上だった能力を徐々に開花させていく、というのはある程度お決まり的なところもあるけど、エースという存在に憧れてしまって「最強の囮」を恥じている彼に影山くんが鼓舞するところとかはなんか泣けたな。3巻は泣いてばかりだ。3巻のせいで18巻購入してしまったと言っても過言ではない(かもしれない)。
影山と日向のコンビを見て、鵜飼コーチが「非情だな、、、」と言った台詞がなんでかな~って結構考えていたんだけど、出会ったばかりの二人がいわゆる相棒としてお互いを必要としている存在になっていることが、スガさんとエースの関係を簡単に越えてしまっているところにそうつぶやいたのかな、、、って解釈している。

冷静沈着な理性、ツッキーも好き。いやらしく人をじわりじわり追い詰めるところとかゾクゾクする。18巻の続き早く読みたい!!!

なんだかんだでハイキューの魅力はそれぞれのキャラに個性と魅力があるからなんだろうなぁ。
当たり前だけど、チームにはそれぞれの役割を担う人がいて、それぞれにキャラが違って、それを補いあいながら、また力にしながら勝利を目指した戦う。
作中「6人で強い方が強い」っていうような言葉があるけど、これは本当にそうで。
ライバルも色々な特色をもったチームが描かれているけど、本当一人で自分の義務を果たしたからといってそれが最強なわけではなく、それぞれの義務を果たした上で、たし算を掛け算にすることで力を増幅できるっていう話はすごくすごく考えさせられる内容だった。
今後、最強エース牛若がいるチームとの試合が展開されていくわけですけど、どんなふうに描かれるのか楽しみ。



私も団体競技をしていたからかもしれないけど、仕事をしていてもついついチームとしての「役割」みたいなことを考えてしまう。
そして、ハイキューを読んでて、私はきっと「セッター」になりたいんだなぁと思うとしっくりきた。

戦略を立てたり、勝利に導く道筋=Strategyを立てることも好き、だけど監督でいたいわけではない。
できる限り私はプレイヤーとして動くことが好きなんだとは思っている。

でも、その試合を左右する1本を決める、という責任感や決定力を打ち出すエースの仕事にもあまり興味はない。
だけど、その一本を決めてもらえるように全体像を把握して指示を出したり、あらゆる情報を入れながら、試合の流れによって次何をするべきかをその場で考え戦略を立て直すことが出来る、そのセッターの「支配者」感が私は好きなんだな、自分で決めたい時には、ツーアタックもあるし。
まさに影山の思考 笑 なりたいセッター像としては、及川くんだけど。

とハイキュー!!のおかげで、自分の「支配したい欲求」的な腹黒さ感も再認識できたのでした。