言葉はちっぽけだから。

キスマイと中村さんが好きな人。

在宅勤務と私。

未曾有の緊急事態。

まさか、自分が生きているうちにこんなことが起きるとは思っていませんでした。
多分、接客を生業としている1月の自分に「在宅勤務するんだよ」と言っても、意味が分からないだろうな。
今だって十分意味がわからないもの。

最初こそ、

我々が自粛していたって、街は人であふれているから、こんなにことしてたって意味が分からない。会社潰れない?本当にお給料でるのかしら

ってぼやきながら在宅していたけど、途中に出勤はあるものの、
本来の仕事らしい仕事をしない日が5月初旬まで続くとなると、もうストレス溜めても仕方ないな、
という気持ちになりすぐに順応してしまっている。我ながら心が強い。

というか、元々インドアだから外出自粛が気にならないのかも。(友達もいないしね、ぐすん)

個人的には、転職を繰り返す中で、割といろいろな就業形態を経験してきました。
ノマドの時もあったし、在宅勤務もしていた。講師の時などは、自宅へ仕事を持ち帰って準備をしたりしていた時期もあったけど、
いろいろな経験を経て私が思ったのは、自分が在宅勤務に向いていない、ということ。

まず、
自分を律する気持ちがない

わかってるなら、律しろよって話なんですけど、家が大好きな私にとって、オフィシャル(仕事)を持ち込むことはイレギュラー中のイレギュラーなわけで。
自分がリラックスに過ごせる環境=家、と思っている人間に、明日からそこ職場だから~と言われても無理な話よ。
そして、自宅には誘惑が多い。今私が働いている、という環境を他の人は知らないので、連絡も普通に来る。
会社であれば返信をしないが、できてしまう環境なので、ついついスマホも触る。
おなかがすけば、何か食べようかな、とキッチンに向かう。*1

律する気持ちがあっても、今度は
ON/OFFの切り替えが難しい

本当、自宅でお仕事をされている方すべての方を尊敬します。*2
自分がOFFの日でも、会社が動いていたり、急な変更があったりすると、結局家でPCに向かって作業、指示を出す必要があり「あぁ今日OFFなのになぁ」というストレスがたまる。
昔在宅だったときは、電話もあったので今以上にストレス抱えていましたが、始業/終業の決まりもないので、「今日は捗ったからここで終わり」と終っても、そのあと連絡事項とか来ると、あわててまた仕事をする羽目になるわけです。

そして何よりも、不便

会社でだって、事務作業がないわけではないし、苦手ってわけではないけど、元々在宅向きの仕事ではないので、今まで仕事を持ち帰ってきたこともないわけです。
だから、仕事をするための環境が全く整っていないのですよね。。。
まぁしょうがない、在宅勤務好きじゃないから嫌な面ばっかり見ようとしちゃうのです。

在宅ワークをされている方には当たり前のことかもしれないのですが、
在宅に慣れていない人が、一番ストレスを溜めやすいことがON/OFFの切り分けの難しさだと個人的には思っております。
自粛鬱、という言葉が少しずつ出ていますが、この環境の変化にストレスを抱えているにも関わらず、その発散の場がないことが大きな理由のはず。*3

でもそうは言ってられないので、とりあえず当たり前のことを大文字で書きます。

・自分の中で仕事の時間を固定する
・できる限りその情報を共有する
・自分のオフィスを作る

ということを決めました。

私は、3月上旬に一旦出勤停止となり、在宅に切り替わりました。
そして、途中で出勤がありましたが、緊急事態宣言により、GW明けまで最低限の出勤に変更。
当時まだPCが手元にあらず、在宅ワークがすべて手書きという急なアナログへの逆戻り。そのため、まずは模様替えをしました。
これは本当にやってよかったとPCが届いた今も思います。
在宅に慣れていない人は、仕事をする場とそうでない場をできる限り切り分ける環境を作ること、大切です。

机の周りとか、やたら会社や仕事をにおわせる雰囲気のものを飾ってオフィス感を出しています。
自分の脳に「ここは仕事をする場なんだ」と植え付けています。
子供が学習机で勉強を課せられるように、私には、仕事をする場を作る方が、モチベーションをキープできるようです。

でも、ちょっとだけ自宅勤務の良さを出す、ということもしています*4
例えば、淹れたてのコーヒーと大好きなカルディのカヌレ*5をセットを準備して仕事をスタートします。
これは、実際の職場ではできない贅沢です。

自由で破天荒だといわれることもありますが、私は元来怠け者なので、自由を怠惰とはき違えることが多く、きちんとルールがある中で生きる方が人間らしい生活ができます。
だから、働くなら「出勤」がしたい。でも満員電車は嫌いだから、時差出勤になる現職が向いている、だから続けられていると思っているのです。
早く、「普通に」出勤できる日が来ることを心から願いながら、在宅勤務をするのでした。

www.kaldi.co.jp

*1:とにかく食材の減りが早い。悲しいほどに

*2:書斎を作りたいという方の気持ちがなんとなく分かりました。生活と切り離す部分大切

*3:鬱にはならないけど、私が一番在宅でストレスな理由はこれ

*4:自分の機嫌は自分で取る

*5:これ本当においしくて冷凍ストック沢山買ったけどもうなくなる、涙